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2024.09.06

自民党総裁選で石破茂氏を支援します

実質的に総理を決めることになる総裁選において、議員の一票は極めて大きな重みをもちます。党員107万人の合計票数が全国会議員(367名)と同じ重みですので、議員の一票は党員の3000票近くに相当します。総裁選が近づく中で総理の条件とは何かを考えてきました。

政治改革、安全保障、経済政策という三つの判断基準を設定する中で、熟慮の末に石破茂氏を応援することを決断しました。

自民党を刷新し、政治改革を実現できるのは誰か

政治改革については候補者がすでに様々な提案をしています。しがらみを乗り越えて過去の流れを断ち切るためには、非主流派の立場を貫いてきた石破氏が適任だと判断しました。ご本人にも直接確認しましたが、石破氏であれば自民党を生まれ変わらせてくれるはずです。

厳しい安全保障環境にあって国益を実現できるのは誰か

外交安全保障については候補者の中に何人か有資格者がいると思います。茂木敏充氏、林芳正氏、河野太郎氏、上川陽子氏は外務大臣を経験していますし、中でも林氏と茂木氏は記者会見を聞いていても能力的に突出していると感じます。しかし、候補者の中で安全保障に最も精通し、日本の平和をどのように守っていくかについて考え抜いてきたのは石破氏だと思います。

地方の視点で経済を立て直せるのは誰か

最後に経済です。私は滋賀県の近江八幡という田舎で育ち、政治家になってからは静岡県東部で生活をしています。東京のような大都市のみが発展し、地方が疲弊していく日本に明るい未来を見出すことができません。石破氏が鳥取県の小さい神社の前で出馬表明をしたのは意味があると感じています。あまり良い表現ではないかもしれませんが、私は石破氏に田舎者代表として仕事をしてもらいたいと思います。

河野太郎氏や小泉進次郎氏も魅力的な政治家ですが、シティボーイの雰囲気が漂っており(それ自体が悪いということではありません)、経済政策の重心も都市部にあると感じます。率直に言って、金融所得課税の強化に言及したことには賛同できませんが、私は地方創生担当大臣の経験のある石破氏に日本経済の再生を託したいと思います。

最後の決め手は心意気!

静岡県選出の上川陽子氏が総裁選挙に意欲を持っておられる中での石破氏支援には逡巡もありました。最後に私の背中を押したのは、「今回が最後の戦い」と語った石破氏の心意気です。

総裁選で勝ち残った人物は、直後に行われるであろう総選挙で立憲民主党の代表選挙の勝者(おそらく野田佳彦元総理)、その後は中国の習近平国家主席や米国の新大統領(トランプ氏が有力)と向き合わなければなりません。石破氏には総裁選を通じてその胆力を見せてもらいたいと思います。